眼瞼下垂の手術で発生しやすい後遺症

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眼瞼下垂の手術で
注意したい後遺症とは?

デリケートな部位だからこそ、後遺症を残さないための施術スキルが重要

眼瞼下垂手術は、弱くなってしまったまぶたの機能を改善し、目の開きを大きくする治療法です。ほとんどの手術を日帰りで受けることができ、施術時間も20分~1時間半程度と短いものですが、失敗やリスクはあるのでしょうか?
ここでは、眼瞼下垂の手術におけるリスクと、考えられる後遺症について解説しています。手術を受ける前の基礎知識として、ぜひチェックしておいてください。

どんな手術にも
少なからずリスクはある

どんな医療行為にも、必ずリスクは伴います。それは、眼瞼下垂の手術も同様です。とくに、まぶたや目元はデリケートな部分であり、人の見た目・印象を左右する重要なパーツ。眼瞼下垂の手術を受ける際には、十分な注意が必要と言えるでしょう。
眼瞼下垂で治療を行うのは、まぶたの筋肉・腱膜といった組織。これらは非常に複雑な構造をしているため、施術には医師の高い技術力が必要となります。実績豊富な医師と実績に乏しい医師では、持っているスキルに大きな差があるため、治療実績を十分に持つ医師を選ぶべきでしょう。
もちろん、実績が豊富だから失敗しないというワケではありません。とくに眼瞼下垂手術の仕上がりは、患者本人のイメージ通りに仕上がったかどうかが成功・失敗の分かれ道。たとえ眼瞼下垂そのものの症状が改善しても、目のバランス・二重まぶたの幅などで患者が満足できなければ、「失敗」とみなされてしまうこともあるのです。
しかし、それでもたくさんの症例を見てきた実績豊富な医師の方が、そういったリスクは限りなく低くなります。また、万が一仕上がりに満足できない場合でも、しっかりと修正まで行ってくれるケースが多いので、医師選びは重視したいものです。

術後に起こりうるトラブル

眼瞼下垂の手術後のトラブル・後遺症には、どのようなものがあるのでしょうか。以下にまとめてみました。

目の大きさが不自然になる

眼瞼下垂の手術で多いのが、目の大きさに関するトラブル。まぶたの開きを良くしすぎると、ギョロッと見開いたような目になってしまい、とても不自然に見えてしまうのです。術後に目が大きすぎると思っても、しばらく経てば落ち着いてくることもあります(2~3ヶ月程度)。しかし、それ以降も症状が気になるようであれば、再手術で目を小さくする必要があります。

目の開きに左右差が出る

眼瞼下垂の手術は、目の左右差が出やすい治療です。医師の技術力・デザイン力もありますが、麻酔の効き方によっても、仕上がりに左右差が出ることがあるようです。あまりにも左右のバランスが悪く、見た目もよろしくないという場合は、再調整を行います。

二重まぶたの幅が左右で不均等

眼瞼下垂の手術によっては、二重まぶたの形成を同時に行えるものもあります。その場合、理想的な二重のラインに仕上がれば良いのですが、場合によっては左右で幅が違ってくることがあります。ただし、術後の腫れが原因となっていることもあるため、しばらく様子を見てから医師と対応方法を決めていくと良いでしょう。

ドライアイ

手術でまぶたを引き上げすぎてしまうと、目を完全に閉じられなくなることがあります。すると、まぶたに常に隙間が生じてしまい、眼球が渇きやすくなってしまうのです(ドライアイ)。一時的なものであれば、点眼薬で対処できますが、長期にわたる場合は再手術が必要となります。

もし不具合に直面したら

眼瞼下垂の手術を受けると、多くの人はまぶたがしっかりと開くようになり、視界が良好になります。肩こりや頭痛といった関連症状からも解放されたり、見た目も良くなることで自信がつく人もいるでしょう。
しかし、残念ながら、患者のすべてが1回の手術でパーフェクトな結果を得られるとは限りません。何らかの不具合が起こる可能性は、誰にでもあるのです。
万が一、術後に不具合やトラブルが発生したら、落ち着いて対処することが重要です。医師から術後の経過について説明があると思いますが、説明とは異なるような症状が見られた場合は、すぐに医師へ相談するようにしましょう。とくに切開法による眼瞼下垂手術はダウンタイムが長いため、きちんと仕上がるまで数ヶ月を要します。その間に、「コレは失敗だ!」などと焦って修正手術を行ったりすると、より悪い結果になることもあるので要注意です。
もし、再手術ということになった場合、その方法と費用について確認しておきましょう。眼瞼下垂の手術は保険適用でも受けられますが、見た目の修正(二重まぶたのラインや、目の左右差など)に関しては保険が適用されません。最初から自費診療の場合は、再手術の費用は発生するのか、無料で対応してくれるのかをチェックしておいてください。

術後に起こりうる合併症

眼瞼下垂の手術後には、合併症が引き起こされるリスクもあります。以下では、合併症の種類と症状についてご紹介します。

眼瞼痙攣

元々眼瞼痙攣の症状を持っていた場合は、その症状が悪化する可能性もあります。同時に、眩しさや目の違和感、まぶたの重さなどを感じる場合もあるため、手術やボツリヌス毒素注射によって眼瞼痙攣を改善する治療を行います。

ものもらい

まぶたの「マイボーム腺」という部分が詰まって、炎症を引き起こすことによって肉芽腫という塊ができます。細菌の感染によるものではありませんが、まぶたが腫れる、目に異物感を感じるなどの症状が現れます。治療はステロイド薬の注射や手術などがありますが、自然に無くなることも珍しくありません。

睫毛外反

まつげが上を向いてしまうことで、酷くなるとまぶたが裏返り気味に見える、結膜部分が目立つなどの症状が現れます。これは、眼瞼下垂手術によって、結膜側よりも皮膚側の方が皮膚を引き上げる力が強くなり、結膜側と皮膚側で皮膚がずれてしまうことが原因です。修正は切開を伴う手術によって行われます。

稗粒腫(はいりゅうしゅ)

目の周りにできる0.5mm~2.0mm程度の大きさのできもので、正確には老廃物が固まったものです。毛穴や皮脂腺に老廃物や皮脂、産毛などがつまり、皮膚の中で固まってしまうことが原因。痛みや痒みなどの自覚症状はなく、自然に治癒してしまうことも多いとされます。

感染による化膿

眼瞼下垂手術は傷を作るので、免疫力が低下している方の場合、傷口に細菌感染が起こり、化膿してしまうことも。化膿は稀なケースではありますが、万が一起きた場合、抗生剤の服用で治療を行うか、傷口を切開して膿を排出します。

縫合糸による異物反応

傷口を閉じるために使った糸に対して、体が過剰に反応してしまう可能性があります。異物反応が起きた場合、傷口が化膿する、糸が皮膚から透けて見える、糸が皮膚から出てくるなどの症状が現れるので、糸を取り除く必要があるケースです。

出血・内出血

手術をした後には青あざのような内出血が残ります。放置していても自然に改善されますが、運動や入浴などで血行が良くなりすぎると、改善が遅くなる、出血が起きるなどの可能性もあるため、術後1ヵ月程度はゆっくりと安静にしていることが大切です。

まぶたの腫れ・赤み・違和感

手術後に必ず出るのが、まぶたの腫れや赤みです。現れ方には個人差がありますが、元々まぶたが腫れているタイプの人や男性に強く現れやすいと言われます。これらの方では、術後半年以上続く可能性もあります。また、まぶたや目の違和感、ツッパリ感なども現れるので、改善を待つしか方法はありません。

視力の変化

術後に視力が変化するケースがありますが、多くの場合一時的なもので、半年ほどで元の視力に戻ります。原因は様々で、まぶたの位置が変わって角膜の形が変化すること、ミュラー筋の緊張度合いの変化、まぶたの傷跡によって眼球が押されることなどです。また、目がよく開くことで視力の悪さが顕著になり、視力が下がったと感じる場合もあります。

目やにや涙が増える

一時的に目やにや涙が増えることがあります。目やには目の老廃物で、目の機能が活発になっている証拠なので特に問題はないでしょう。涙は涙小管を通って鼻へと排出されますが、術後の腫れのせいで涙小管が狭くなること、涙腺の活動が活発になることが原因です。

まぶたの異常

まぶたを閉じるための力が麻痺し、完全に閉じられなくなることがあります。一時的に目が乾きやすい状態になる可能性があるので、病院に相談して目薬などで対処してください。また、傷口が治っていく過程で一時的なしこり、傷を作ったことによる軽いしびれなどが現れる可能性もあります。

眼瞼下垂の手術が得意な
クリニック2選
  • 「切らない」眼瞼下垂手術なら
    セオリークリニック
    セオリークリニック

    画像引用元:セオリ―クリニック
    https://theory-clinic.com/

    目の周りのたるみやクマ治療の専門クリニック
    個人のまぶたの動きに合わせた手術で見た目・機能面ともに違和感ない仕上がりへ
  • 「切る」眼瞼下垂手術なら
    あおき形成外科眼科
    クリニック
    あおき形成外科眼科クリニック

    画像引用元:あおき形成外科眼科クリニック
    http://aokikeiseiganka.com/

    形成外科と眼科の両方の観点から治療方針を決定
    他院での失敗をリカバリーする修整手術でも実績多数

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