動脈瘤が原因となっている眼瞼下垂とは?

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動脈瘤が眼瞼下垂を引き起こしているかも

眼瞼下垂以外にも気になる症状はありませんか?

眼瞼下垂の中には、動脈瘤が原因で引き起こされているものがあります。ここでは、眼瞼下垂と動脈瘤の関係について解説します。

動脈瘤と眼瞼下垂の関係

動脈瘤とは血管の壁が弱くなっている部分に血液が流れ込んで膨らみ、瘤(こぶ)になった状態です。動脈瘤により脳の神経が圧迫されると、圧迫された神経の種類によって現れる症状はさまざま。大脳や目とつながる静脈が動脈瘤によって圧迫されると、眼瞼下垂の症状が現れます。

動脈瘤が眼瞼下垂を引き起こすメカニズム

目のすぐ後ろ側にある海綿静脈洞(かいめんじょうみゃくどう)には、顔面の感覚や眼球運動に関わる神経が集まっています。この部分に動脈瘤ができまぶたの動きをつかさどる動眼神経が傷つくと、まぶたを持ち上げるのが難しくなり眼瞼下垂を発症。動眼神経以外にも複数の神経が同時に圧迫されると物が二重に見えたり、頭痛が起きたりといった症状も見られます。

以下に動脈瘤が海綿静脈洞に発生した時に傷つけられる神経と、それぞれがダメージを受けた時に起こる症状をまとめました。

  働き 障害されると
外転神経 眼球の外側の動きをつかさどる ・眼球の外側への運動ができなくなり、正常よりも内側を向いている状態になる
・ものに焦点を合わせることが難しくなり、二重に見える
動眼神経 まぶたの運動や眼球運動をつかさどる ・眼瞼下垂の症状が現れる
・瞳孔が散大
・眼球運動の障害
・(動脈瘤が原因の場合)症状が身体の片側に現れ、頭痛を伴いながら急速に進行
滑車神経 目の外側や下向きの運動をつかさどる ・物が二重に見える(特に下方向)
眼神経 眼窩内や前頭部、鼻腔の近くをつかさどる ・顔面のけいれん、痛み
上顎神経 上顎や上顎の歯、上唇などの感覚をつかさどる ・顔面のけいれん、痛み

動脈瘤による眼瞼下垂の特徴

動脈瘤が原因で眼瞼下垂が起こっている場合は、眼瞼下垂を引き起こす動眼神経だけでなく、海綿静脈洞部の神経もダメージを受けている可能性も。そのため眼瞼下垂以外でも瞳孔の開きや頭痛、身体の片側の麻痺や物が二重に見える複視などの症状が見られます。

また、動脈瘤による眼瞼下垂は放置すると大変危険です。通常海面静脈洞部には複数の脳血管から血液が流れ込んでおり、動脈瘤に圧迫されるとによって血液が逆流。強い意識障害や失語症、感覚・運動機能の障害などが現れ、最悪の場合死に至ります。脳血管で逆流が起こっていてもほとんど自覚症状を伴わないため、目や顔面部に症状が現れたら速やかに医師に相談するようにしましょう。

動脈瘤が原因となっている眼瞼下垂の治療法

動脈瘤によって眼瞼下垂が引き起こされている場合、動脈瘤の治療をすることによって眼瞼下垂の症状を緩和させます。脳血管の中に管を通して動脈瘤による血管の破裂を防止する脳動脈瘤塞術や脳動脈瘤の根元をクリップで挟み込み、血液が流れ込まないようにする脳動脈瘤クリッピング術などの手術が行なわれます。

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