糖尿病が原因となっている眼瞼下垂とは?

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糖尿病が原因となっている眼瞼下垂とは?

糖尿病による動眼神経麻痺が眼瞼下垂を引き起こす

糖尿病になると動眼神経麻痺を引き起こし、眼瞼下垂の原因となることがあります。ここでは糖尿病と眼瞼下垂の関係を解説します。

糖尿病と眼瞼下垂の関係

糖尿病による高血糖状態は、神経細胞に非常に有害です。目の周辺の筋肉をつかさどっている動眼神経が高血糖によってダメージを受けると、まぶたを引き上げる筋肉がうまく働かなくなり眼瞼下垂が引き起こされます。

糖尿病が眼瞼下垂を引き起こすメカニズム

通常食料から摂取した糖分は体内で処理され、エネルギーに変換されます。しかし糖尿病により血糖値が高い状態が続くと、処理が追い付かなくなり余った糖分からソルビトール(アルコールの一種)と呼ばれる物質が産生。ソルビトールは神経細胞に有害で、蓄積されると神経細胞のダメージの原因に。動眼神経が傷つけられると、まぶたを挙げる筋肉がうまく働かなくなり眼瞼下垂の症状を引き起こされます。

糖尿病による眼瞼下垂の特徴

糖尿病を患うと眼瞼下垂だけでなく、さまざまな症状が現れます。糖尿病によって眼瞼下垂の症状が現れている場合、まぶたの働きをつかさどる動眼神経のほかにも神経の障害が起きている可能性があります。糖尿病でダメージを受けやすいのは末梢神経と呼ばれ、全身に分布している神経。末梢神経は感覚神経、運動神経、自律神経の3種に分かれ、それぞれ手足の感覚や動き、体温調節を担っています。末梢神経がダメージを受けると痛みの感じ方に変化が見られたり、筋肉がスムーズに動かなくなったりといった症状が見られます。

眼瞼下垂の症状と合わせて痛みの感じ方や筋肉の動きに違和感があれば、放置せずに医師に相談しましょう。以下に糖尿病による神経障害をまとめているので、確認してみてください。

末梢神経の種類 働き 障害されると
感覚神経 皮膚の感覚をつかさどる 痛みに敏感、鈍感になる
・何もしていないのに身体の末端(足先など)に痛みを感じる
・ガラスを踏んで血が出ても気づかない
運動神経 手足の筋肉の運動や、内臓の運動をつかさどる 筋力低下、筋委縮、運動麻痺
・太ももやお尻の筋力が低下する
・足の変形・痛みが生じる
・こむら返りが頻繁に起きる
自律神経 体温調節、消化機能の調節、血圧・脈拍の調節など (動眼神経もつかさどっている) 胃腸障害、発汗障害、眼球運動・眼瞼下垂など
・息切れやむくみがひどい
・まぶたが垂れ下がり、眼球運動がスムーズにできない
・胃腸の調子が悪い

糖尿病が原因となっている眼瞼下垂の治療法

眼瞼下垂の原因が糖尿病である場合は、糖尿病の治療を行なうことにより眼瞼下垂の症状を改善させます。一般的には、原因の疾患を治療することによりまぶたの症状が自然に改善されるため、直接治療はせずに経過を観察。6~12か月程度経過を観察見て改善が見られないようであれば、まぶたを引き上げる手術によって眼瞼下垂の治療を行います。