まぶたのたるみと眼瞼下垂はどこが違う?

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目の構造を知り、
眼瞼下垂とまぶたのたるみの
違いを知ろう

一見、区別がつきにくい、まぶたのたるみと眼瞼下垂。しかし、医学的にこの2つの症状は全く異なるもので、その対処法も違ってきます。ここでは、なぜまぶたがたるむのか、眼瞼下垂が起こるのかといった原因を、目やまぶたの構造から丁寧に解説。今、まぶたのたるみで悩んでいる方は、自分の症状と比較しながらご覧ください。

なぜ瞼がたるんでくるのか?

なぜ、まぶたがたるんでくるのか、その原因をまとめてみました。まず、まぶたの構造からチェックしてみてください。

  • 瞼の構造

    まぶたは、表面から皮膚・皮下脂肪・眼輪筋(がんりんきん)・マイボーム腺・瞼板(けんばん)・結膜の順で構成されています。まぶたを開閉する動きは、上眼窩の奥にある眼瞼挙筋によるもので、この筋肉が収縮して瞼板を持ち上げることにより、まぶたを閉じたり開けたりすることができます。

  • 皮膚のたるみ

    まぶたのたるみは、上まぶたの皮膚が垂れ下がることにより発生します。老化や紫外線などのダメージによって、皮膚に含まれるコラーゲン・ヒアルロン酸などの成分が減少すると、肌の弾力性がダウン。皮膚を支えきれなくなり、徐々に下へとたるんできてしまうのです。
    とくに目のあたりの皮膚は0.5mm程度と薄いため、目を酷使することが多い・コンタクトレンズを使っている・二重まぶた風メイクを愛用している方は要注意。20~30代の若い世代でも、まぶたのたるみに悩む人が多くなってきています。

  • 加齢

    上まぶたがたるむ原因の多くは、加齢による皮膚の衰え。年齢とともに、皮膚のコラーゲン・ヒアルロン酸の量が減少してハリが失われると、まぶたがどんどん下がってきてしまいます。たるみが進むと視界が狭くなったり、年齢よりも老けて見えることもあります。

  • 眼球周辺の筋力の衰え

    まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋の力がなくなると、目が十分に開かなくなる「眼瞼下垂」という症状が発生します。眼瞼下垂になると、支えきれなくなった皮膚が目尻にかぶり、一見たるみのように見えてしまいます。

具体的に眼瞼下垂とたるみはどう違うのか

一見似ている眼瞼下垂とまぶたのたるみですが、これには微妙な違いがあります。

  • 眼瞼下垂とは

    眼瞼下垂とは、まぶたを開けたり閉じたりする際に使われる、眼瞼挙筋が正常に機能しなくなることで起こる症状。筋肉の異常だけでなく、眼瞼挙筋を動かす動眼神経にトラブルが起こることでも、眼瞼下垂が起こります。眼瞼下垂には、生まれつきの「先天性」と、加齢などの原因による「後天性」があります。

  • 瞼のたるみとは

    まぶたのたるみとは、単純に上まぶたの皮膚が垂れ下がってくる状態。その原因には、加齢による皮膚の弾力性の低下・外部刺激(目をこする・コンタクトレンズの長期使用等)などが挙げられますが、眼瞼下垂と違って疾病ではありません。まぶたがたるむと目を開きにくくなり、無理に筋肉を使うようになるため、頭痛・肩こり・シワなどの原因となることもあります。

  • 眼瞼下垂とたるみを簡単に見分ける方法

    眼瞼下垂かどうかの判別は、まぶたが黒目の上にどれだけかぶさっているかがポイント。垂れ下がったまぶたのせいで、黒目が70%以下しか見えていない場合、それは眼瞼下垂と診断されます。
    糸に1円玉をつけ、それを上まぶたに医療用テープで張りつけてみてください。これで、黒目の半分以上にまぶたがかぶさる場合は、眼瞼下垂の可能性があります。これは医療機関でも行われている方法なので、分かりにくい場合のチェック法として、利用してみてください。

まとめ

まぶたのたるみは疾病ではありませんが、眼瞼下垂はれっきとした疾病。保険適用で手術を受けることもできるため、比較的リーズナブルに治療を受けることが可能です。また、眼瞼下垂は頭痛・睡眠障害・肩こり・顎関節症といった症状を引き起こすこともあります。もし、こういった症状がなかなか治らない…という場合、それは眼瞼下垂が原因かもしれません。心当たりがある方は、ぜひ専門医に相談してみてください。

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