間違った洗顔方法は眼瞼下垂の原因になる?!
まぶたが垂れ下がることで、老けた印象になったり、視界悪くなってしまう眼瞼下垂。さまざまな原因が考えられている症状ですが、実は誤った洗顔方法も、まぶたに大きなダメージを与える要因なのです。 洗顔は毎日行うため、今すぐに改善しないと眼瞼下垂になってしまうかも…?!ここでは、洗顔で眼瞼下垂が起こる理由と、正しい洗顔方法について解説していきます。
毎朝・毎夜の行動がまぶたに負担をかけている
まぶたの皮膚はとても薄く、ちょっとした刺激でもダメージを受けやすい部分。目をこする・長時間コンタクトレンズを使う…といったことにも気をつけたいですが、毎日の洗顔方法にも気を配る必要があります。 まず、洗顔をするときに手でゴシゴシ洗ったり、強い力でクレンジングをするのは厳禁。とくに、ウォータープルーフなどのアイメイクをしている女性は要注意。落ちにくいメイクを落とそうと、つい力が入ってしまい、知らず知らずのうちにまぶたにダメージを与えていることがあります。コットンやシートなどによる、拭き取りクレンジングも同様です。 こうしたダメージは皮膚の表面だけでなく、皮膚の深部にまでダメージが伝わってしまいます。すると、皮膚の弾力を保っているコラーゲン・エラスチンといった成分が壊れやすくなり、ハリが失われてしまうのです。 洗顔は朝・晩と毎日行うものですから、今すぐにでも正しい方法を身につけ、まぶたのたるみ・眼瞼下垂を予防しましょう。
負荷をかけない洗顔方法
まぶたのたるみ・眼瞼下垂を防ぐには、正しく洗顔を行うことが重要です。
- ぬるま湯で予洗いをする
いきなり洗顔フォーム・石鹸を顔につけるのではなく、まずぬるま湯(34℃くらい)で予洗いをします。このとき、肌を手でこすらないことが大事。お湯で優しく肌をなでるような感じで、表面の汚れをざっと落としましょう。 - しっかりと洗顔料を泡立てる
洗顔フォーム・石鹸は、しっかりと泡立てるようにします。泡がキメ細かいほど、毛穴の奥までしっかりと汚れを落とせますし、肌への刺激もマイルドになります。手で泡立てにくい場合は、泡立てネットなどを使うと便利。 - 手で肌に触れないよう優しく洗う
洗顔をするときは、肌の上で泡を転がすようなイメージで優しく洗います。目元や小鼻の周りなどは、つい力を入れたくなってしまいますが、ゴシゴシ洗いは厳禁です。 - ぬるま湯で泡をすすぐ
予洗いと同じくらいの温度のお湯で、泡をしっかりと落としていきます。このとき、水をバシャバシャと勢いよく顔にかけたり、指で肌をこすってしまうのはNG。お湯で肌をなでるように、20回程しっかりとすすぎましょう。泡が落ちたら、清潔なタオルで水分を拭き取ります。このときも、肌にそっとタオルを押し当てるような感じで。
洗顔だけじゃない、注意すべき生活習慣
たるみの原因となるのは、洗顔だけではありません。普段の生活習慣の中にも、眼瞼下垂・たるみの原因となるものがたくさんあります。
- 食生活の偏り
- 肌のハリを保つためには、外からの栄養だけでなく、内側からも十分な栄養の補給をすることが大事です。とくに抗酸化成分であるビタミンCは体内で作れないため、食品やサプリで摂取する必要があります。じつはコラーゲンの生成には補酵素としてのビタミンCが必須であるため、ビタミンC不足はお肌の大敵。お肌のためにコラーゲンなどを摂取しても栄養バランスが崩れていては意味がありません。抗酸化成分は意識的に摂取するようにしてください。
- 睡眠不足・運動不足
- 睡眠が不足すると肌のターンオーバーが乱れ、皮膚がしっかりと再生されなくなり、まぶたのたるみにつながります。また、運動不足による新陳代謝のダウンもNGです。
- 疲労・ストレス
- 過度なストレスは、老化の原因となる活性酸素の発生を促します。また、血流が悪くなって新陳代謝も低下。肌の生まれ変わりがうまくいかなくなり、たるみにつながることがあります。
- 過度なアルコール摂取
- アルコールの分解には肝臓が関与していますが、分解する際に使われるのはビタミンC。過剰にアルコールを飲みすぎると、肌再生のためのビタミンCが不足してしまい、ターンオーバーが遅れやすくなります。
- 喫煙
- タバコに含まれる毒素を分解するためにビタミンCが使用されるため、アルコールと同じく、ビタミンC不足によるターンオーバーの乱れが起こります。その他にも、代謝ダウン・血管の収縮・活性酸素の発生と、たるみの起こりやすい環境を作り出します。